皆様、こんにちは。 2025年4月より福岡産科婦人科学会の会長を務めることとなりました、産業医科大学の吉野潔です。日頃より産婦人科医療の発展にご尽力いただいている先生方に、心より感謝申し上げます。

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本学会では、新たに産婦人科医となった先生方が福岡県の産婦人科医療に貢献できるよう教育を充実させること、そして経験豊富な先生方が存分に力を発揮できるよう診療体制を維持・強化すること、この二点を重点的に取り組み、さらなる発展を目指してまいります。近年、全国的に分娩数の減少が進み、それに伴い産婦人科医が経験を積み、技術を磨く機会も減少している現状があります。しかし、患者様には常に最善の医療を提供する責務があり、限られた症例数の中でも効率的に成長できる環境を整えることが求められています。特に婦人科手術においては、開腹手術に比べ低侵襲手術の割合が年々増加しており、動画を活用した教育など、新たな工夫が必要となっています。さらに、働き方改革が本格的に進む中で、指導する側・指導を受ける側の双方にとって、より効果的な教育体制の構築が不可欠となっています。大学などの医育機関、総合病院、クリニック開業の先生方がそれぞれの立場で工夫を凝らし、福岡県から優れた産婦人科医を数多く輩出し、長期にわたり高いレベルの産婦人科医療を維持できるよう、皆様のご協力をお願い申し上げます。

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今後とも、産婦人科医療の発展に向けて尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。